新年のご挨拶

新年のご挨拶



 謹んで、新春のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては、Withコロナへの覚悟と環境適応への想いを胸に、新年をスタートされたことと存じます。

 2021年は、第5波までのコロナ禍に見舞われ、多くの方々の健康やお仕事に被害をもたらすこととなりました。そして、コロナ収束の期待も僅か、新たな変異株の出現に、今後においてどのような対処をすべきか、自身や仕事のあり方が試されているようにも感じられました。そのような中、一年延期されました東京オリンピック、パラリンピックにおいては、様々な意見はございましたが、選手たちの姿勢、努力、挑戦、チームワークに勇気づけられもしました。また、医療従事者を始め、行政機関やエッセンシャルワーカー(日常生活における、必要不可欠な職業)と呼ばれる皆様のご尽力により、昨年一年を終えることが出来ましたことに、深く感謝を申し上げます。

 弊社におきましても、コロナ禍においても研修を実施して頂ける意義や価値を感じながら、様々な経験や教訓を得ることが出来ました。言わずもがな、お客様や研修生の皆様、そして、研修そのものが私共の先生でありますが、大変お世話になりました顧客顧問からは、「“Growth up Humanity”は、様々な宗教、生活・労働習慣の違いを超えた普遍的なもの」であり、「“人間的成長を支援する”という根幹を主軸に進められる研修は、コロナで大きく変容し、場合によっては、大変疲弊した企業の人たちにとって、強い共感を持って活動が始められる、続けられるきっかけを創れる」、とのお言葉を頂きました。

 改めて、私共の存在意義を強く認識すると同時に、現に、別のお客様からではありましたが、「2年目社員研修」のご要望を長いお付き合いの中で初めて承りました。一昨年の入社から、在宅勤務等の影響により、同期はもとより諸先輩方との関わりを深めることが出来ず、体調を崩してしまう方が出てきたそうです。そのような状況の中で、改めて同期との連携を深化させ、助け合い、相談出来る関係構築を図らせたいという顧客社長のご要望でした。

 孤立と分断は、私共が想像するより進んでおり、同期とは、殆ど話したこともなく、研修前は、会うことが不安、緊張であり、職場においては、周りと比較して、勝手に落ち込んでいた状況でさえあったそうです。

 研修では、これまでの社会人生活を整理し、成長スピードを更に高めるためのマインドセットや目標設定を行い、ディスカッションを通じて、見違えるような思考や関係性の変化、成長を感じることが出来、「やってよかった」との社長のお言葉は、感無量でした。

 また、あるお客様からは、私共への期待は、単なる研修の実施ではなく、成果を上げることである。つまり、「挑戦する・一体感ある風土づくり」であり、その為の「人財育成の仕組みづくり」への貢献、実現であるというお言葉を頂きました。

 売上一千億、従業員は一万人を越える大企業役員からのご要望に、私共への期待と責任の大きさを強く実感させられ、一年間を通し、幾度もの提案、研修の改善を繰り返し、まだまだ道半ばではございますが、少しずつ土台を作ることが出来ました。

 改めて、昨今、パーパス経営(存在価値)の重要性が益々認識されておりますが、私共の存在価値は、「志高く、つながりとやりがいを高め、生き生きとして働く社会を創る」であると認識しております。

 2022年度におきましても、私共の社員憲章であります、「誠実」「挑戦」「成長」「貢献」「感謝」と、これまで培ってきた知見を基に、自らの更なる変化、成長を求めて参ります。

 特に、Withコロナの時代におきまして、従業員のエンゲージメント(職場への愛着と貢献意欲)を高めるためにも、信頼関係を土台とした、パーパスやビジョンの設定と行動計画の具体化、1on1を始めとした、一人一人に寄り添ったコミュニケーションの深化と指導方法の変革、そして、未来の組織づくりにおいて一層お役に立てますよう尽力して参ります。

 本年も皆様にとりまして、幸多きものとなりますよう、従業員一同共に力を合わせて参ります。

 引き続き、ご支援、ご愛顧を賜れますことを、心よりお願い申し上げます。

代表取締役 湊谷 勝