謹んで、新春のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては、「変化に対しての前向きさ」や「新たな挑戦」を胸に、新年をスタートされたことと存じます。
弊社におきましても、ご愛顧、ご支援くださいましたお客様や関係者の皆様への感謝を深め、新たな研修領域へ挑戦や、研修サービスの付加価値を高め続けられるよう殻を破り、一層の恩返しと貢献をしていきたいと存じます。
さて、2024年は、元日に発生した能登半島地震、2日には羽田空港において航空機の衝突事故が発生するなど多難な幕開けとなりました。そして、8月には南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表され、9月には能登地方に豪雨が襲いかかりました。改めて、被災された皆様への心からのお見舞いと、復興に携われている方々への深い敬意と感謝を申し上げます。
また、世界では、パリオリンピック・パラリンピックが開催され、選手たちの活躍に歓喜し、勇気をもらう一方で、各地の戦禍の様相に心を痛め、言葉が見つかりません。
幸い、我が国では、日経平均株価の年末値が35年ぶりの最高値をつけましたが、混乱と変化の中において、企業の大小は問わず、存在意義や企業価値を高め続ける覚悟と手腕が問われていると感じております。
弊社におきましては、「お客様と共に歩むことができ、新入社員から幹部社員の方々までの、人間的成長、能力開発において、小さくとも、なくてはならない絶対の信頼を勝ち取り、顧客、社会、従業員に貢献する」を理念に、事業活動を強化、推進して参りました。
特に、コロナ禍を経て、各社1名から参加できる「公開コース」の開催要望が高まる中、2つのコースを新設しました。
1つは、管理職を目指す方々を対象とした「マネジメントへの挑戦」です。昨今、若手社員の管理職への昇進意向が低下してきていると言われますが、「人を動かす自信」の有無が昇進意欲に影響を与えていることが分かってきています。
そこで、マネジメント職に必要な知識とスキルを、リーダーシップ・労務管理の観点から体系的に学び、「人を動かす力」を強化することを狙いに、ジーアップ社労士事務所と共に本研修を実施しました。
2つめは、30才前後の若手・中堅社員を対象としたとした「若手社員ブランシュアップ研修」です。一般的に、新入社員研修や管理職研修を実施する企業様は多いですが、入社4年目から30才前後の若手・中堅社員に対しては、教育研修の優先度が下がり、いわゆる「育成の空白地帯」となっているケースが多く見受けられます。
そこで、将来の会社の中核人財として期待されている方々に対して、一層の経営視点を持ち、主体的に行動、成長ができるよう、業務遂行能力の土台となる「ロジカルシンキング」や、関係構築の基盤である「コミュニケーション」を強化することを狙いに本研修を実施しました。
それぞれのコースで、受講生の皆様の気づきの深さや成長への手応えを感じましたが、2つのコース設計にこだわったことは、受講後の「行動変容」までが弊社の責任であるという自覚です。研修実施後、2か月を目処に毎月レポートを提出して頂き、それを基に、担当講師が受講生を訪問し、個人面談を実施、サポートしていきます。弊社の強みである、小回りよく、きめ細かなサービスを提供し、顧客ニーズに応えていくことに磨きをかけて参りました。
2025年におきましても、従業員の皆様が額に汗して稼いだお金を、私共に投資をして頂けるよう、「極めて謙虚に、極めて誠実に、極めて勤勉に」をモットーに、顧客企業の理念や風土や、目指す人財像や人事考課制度を踏まえた良質な研修を企画、提供していく所存です。
特に、公開コースの拡充に努め、1人でも多くのお客様や受講生の皆様に、弊社研修を知って頂けるよう、営業基盤や営業力を強化して参ります。
戦後80年、昭和100年の節目である本年が、皆様の平和と安定、更なる成長と発展の年になることを心から願ってやみません。引き続き、ご愛顧、ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表取締役 湊谷 勝